土木の仕事。人と自然が調和する社会のために。 土木部: 西村 篤志

雄大な自然を相手に
国や地域の基盤をつくる

便利で安心、安全な国や地域の基盤をつくるのが土木の仕事です。官公庁からの受注がメインのため、道をつくったり、橋を架けたりといったダイナミックな内容の案件が多く、最近では洪水を防ぐ堤防の耐震化なども私たちの重要な仕事の一つとなっています。雄大な自然が相手となるだけに、毎回異なる条件を達成していくことが求められますが、それだけに作業目標をクリアできたときは本当に嬉しいもの。とてもやりがいのある仕事です。

名実ともに「監督」に
なるために必要なもの

現場監督という役割ではさまざまな業種の方たちと関わっていかなければなりません。自分よりも年上でキャリアも上の方が多いなか、監督としての指示や判断が求められますが、最初は間違ってしまうこともありました。そんなときに助けてくれたのは先輩や協力会社のベテランの方々です。どうしても若いときは知恵や経験が足りない分、周囲の方に助けられながら成長していくもの。チームワークで仕事をしていくには、一生懸命に勉強するだけではなく、謙虚に人の話を聞く姿勢やコミュニケーションが大切だと実感しています。

一人ひとりの力を結集する
亀井組の土木工事

学生の間は自分で判断しなくても、両親や先生に頼ることができますが、社会人になった途端、自分の判断が求められるシーンの連続となります。そのときに感じるのは「責任」というものの意味や周囲の先輩や仲間たちと協力することの重要性。私たちの喜びは何といってもお客さまのご要望の実現です。そのために欠かせないのは確かな技術力と協調性によるチームワーク。このように一人ひとりの力が結集することで亀井組の土木工事は支えられています。

  • 8時 朝礼・ラジオ体操 現場に構えた事務所に集合。朝礼でその日の作業内容や注意事項などを確認後、ラジオ体操で身体をほぐしてから作業スタート。
    10時 現場で工程管理 監督として現場で工程管理を行う。複数の作業が同時進行で進んでいくため、混乱することがないように情報を整理していく。
  • 13時 進捗状況の確認 昼食後に現場事務所へ戻って図面を見ながら現在までの進捗状況を確認。問題点や注意点などを細かくチェックして午後の作業へ。
    16時 データや記録写真の整理 現場での作業終了後、現場事務所へ戻って帰宅前に今日の作業内容のデータや記録写真などを整理。翌日以降の準備をして帰宅。

建築の仕事。時代のニーズに応える建築を実現。 建築部:齋藤 大輔

神社仏閣から個人の住宅まで
幅広く手掛ける

亀井組の建築部では100年以上にわたって建設事業を手掛けてきた経験を生かして、神社仏閣をはじめ、病院や学校、店舗や宿泊施設、一般住宅など、あらゆる建物をつくっています。その種類は多岐にわたるため、どれ一つとして同じものはありません。それぞれにご要望も異なりますから、良い建物をつくっていくには、柔軟に対応できるだけの知識はもちろん、確かな技術ときめ細かい気配りが必要となります。

「監督」は現場における
すべてを管理する存在

建築の現場における監督とは、工程・品質・安全など、現場すべての管理を行い、指示する存在です。監督は実際に現場で作業をするわけではありません。協力会社を含めたさまざまな業種の方々の働きがあって初めて建物は完成します。スポーツにたとえるならば、建築の現場は“即席チーム”のようなもの。管理を怠ってしまうと、とんでもないことになりかねません。チームをまとめて安全かつ快適な職場づくりを行い、品質を向上させることが監督の重要な役割だと思います。

お客さまの喜びを創造する
亀井組の建築工事

私の考える建築の仕事の醍醐味は、実際に建物が目の前でつくられていく過程が体験できること。現場のリーダーである監督という立場になると、少しずつ完成に近づいていく建物の様子を見るだけで嬉しいものです。しかし、その一方、間違った内容であっても自分の指示で工事が進んでしまうという怖さもあります。社会人になってからは「自覚」と「責任」について考える機会が多くなりました。お客さまの喜びを実現することで成長できる仕事です。

  • 8時 一日の作業予定を綿密に確認 朝礼とラジオ体操を終えた後、それぞれの部署の担当者と具体的な工事の予定を共有。一日の始まりに欠かせない作業の一つだ。
    11時半 現場で発生した問題を解決 作業中に確認が必要な箇所が出てきた場合、監督には迅速で正しい判断が求められる。今までの経験が試される場面でもある。
  • 13時 協力会社の方々と打ち合わせを実施 昼食後に協力会社の方々と打ち合わせを行い、午後の作業を再開する前に午前中の工程や工事内容の確認をしておく。
    14時 社内で打ち合わせを実施する 引き続き社内で打ち合わせを行い、午前中に発生した問題に関して先輩や同僚に相談。ときにはアドバイスを受けることも。
    16時 報告書の作成と予定のチェック 無事に解決した問題点について報告書を作成。記録写真を見て一日を振り返りながら、明日のスケジュールをチェックする。

リフォームの仕事。住まいを大切に育てていきたい。 住宅リフォーム部門:水本 将平

快適な暮らしを実現する
細やかな仕事

県内でも数少ない専門ショールーム「リフォームプラザ亀井」でリフォームアドバイザーをしています。ショールームではリアルな空間展示でリフォーム後の暮らしの空気感を感じていただけるはずです。こちらに来店されたお客さまの対応をはじめ、ご自宅に訪問しての現地調査、見積もりやプランニング、現場の管理まで、すべての工程を担当者が責任を持って行っています。一見、大変そうですが、お客さまとの関係性を密接にしていくためにはこれが一番です。

お客さまの視点で提案する
プランのこだわり

リフォーム工事を担当していて特に思うのですが、段階ごとに担当者が変わってしまうと、どうしてもコミュニケーションに問題が出るケースがあります。今よりも住みやすくするためには、細やかなヒアリングが欠かせません。見積りを行う時は、作業の無駄やムラを排除することで効率と品質を吟味し、お客さまに近い視点でのコストダウンに努めます。商品の質と作業の質を徹底的に追及し、お客さまに最高のリフォームを提供します。

何でも相談いただける間柄は
信頼の証

リフォームという仕事の場合、何年にもわたって一つの住まいと付き合っていくケースも少なくありません。お客さまの年齢や家族構成が変わると、自然に暮らし方や住まい方も変わっていくもの。その意味ではアフターメンテナンスや定期訪問が非常に重要な業務の一つとなります。また、自分自身の成長が実感できるのも、そうした長い付き合いのお客さまとの関係があってこそ。ずっと私たちを選んでいただけるのは、大きな信頼の証なのだろうと考えています。小さなことであっても遠慮なくご相談いただけるとやっぱり嬉しいものですね。

  • 8時 現場スタッフと工程の打合せ 朝のミーティングは、しっかりと行う。天候の具合によって工程が変化する場合もあるので、スタッフ間のコミュニケーションは大切だ。
    10時 現場の納まり具合を確認 図面を元に、仕上がり具合や正確に取り付けられているかなどを綿密に確認する。細部の仕事の品質の高さが全体のクオリティーへとつながるからだ。
  • 14時 工事の進捗状況を社内でミーティング 住宅リフォーム部門は現地調査から完成まで、一人で担当するのが特長だ。それだけに担当者同士のコミュニケーションは欠かせない。
    16時 見積書の作成と図面のチェック 見積書の作成は、現地調査やお客さまとの打合せから、できるだけ無駄を省きお客さまのご要望を実現できるように心掛けている。